【あいみょん「ハルノヒ」】歌詞の意味を考察!「水色に挨拶」って!?題名は春日部のこと!?

ひろし春日部雑記

概要

「ハルノヒ」は、「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」の主題歌になった、あいみょん作詞・作曲の歌。

2022年GWに東京タワーで開催された「オラフェス」の中で、2019年公開映画として、あいみょんからのメッセージが寄せられていました。
下記の記事をご参照下さい。

今まで、「春」をイメージした歌かと思ってて、「ほのぼのとしてて、いい歌だな。」と思って聴いていました。
ところが先日、TBSのテレビ番組「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」で、「ひろし目線でみさえに対する思いをつづった歌で、野原家の誕生までを書き記したもの。」ということを知りました。
しかも、「ハルノヒ」は「春の日」から「春日部」をイメージしていているとのこと。
今まで、ぜんぜん気づかなかったっ!!笑

それを知った上で改めて歌詞を読みこんでみると、「家族愛に満ちたステキな歌」だと気付かされました。
今まで、歌詞で疑問に思っていた、「北千住?春日部じゃないの?」「いつかはひとり いつかはふたりって?」っていうのも、ネット上での皆さんの考察を読ませていただいて、「なるほど!そううことだったのか!」とスッキリしました。

ただ、どうしても腑(ふ)に落ちないのが、「水色に挨拶」のところ。
日常利用している春日部駅に関する歌詞の箇所であるにも関わらず、意味が分からないのがモヤモヤ。
ネット上でも、色々と考察されていますが、どれも腹落ちしません。

なんかモヤモヤしていて、ず~っと考えていたところ、「こういうことじゃないかな!?」って自分なりに答えが出ました!
もちろん、正解は「あいみょん」にしか分からないし、わざと各個人で考えるようにしたワード選びだと思うので、答えは出ないものだと思います。
気楽に読んでいただいて、皆さんなりの解釈を考えてみていただけるのも楽しいと思います♪

めちゃくちゃ長文になってしまいました。
時間のない方は、「水色に挨拶」の部分にジャンプして読んでいって下さい。笑
「水色に挨拶」へジャンプ

「ハルノヒ」歌詞を考察

「ハルノヒ」歌詞全文

「ハルノヒ」 作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

北千住駅のプラットフォーム
銀色の改札
思い出話と 想い出ふかし
腰かけたベンチで

僕らは何も見えない
未来を誓い合った

寒さにこらえた木々と猫が
まるで僕らのことで
蕾(つぼみ)を咲かせようと実を揺らしてる
素敵に笑ってる

焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ

それまで待っていてね
これからの展開をふたりで
飽きるまで過ごしてみるからね
最低限の愛を伝えながら

どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら こんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう

北千住駅をフワッと歩く
藍色のスカート
いつになく遠く遠くに見える
加速する足音

素直じゃないと
いけないような気がしたよ

優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう
前を向く君じゃなきゃダメだから

どうか未来が
こちらに手を振ってほしい
日々の辛さと僕の体が
だらしなく帰る場所を探し続けている
ほら もうこんなにも夕焼け
いつかの灯り思い出すとき
大切に気づくのでしょう

焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
僕らは何も見えない
未来を誓い合った

どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
いや もっと もっと
大切を増やしていこう?

住み慣れた駅のプラットホーム
水色に挨拶
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

各節の歌詞を考察

北千住駅のプラットホーム
銀色の改札
思い出話と 想い出ふかし
腰掛けたベンチで

僕らは何も見えない
未来を誓い合った

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

なぜ、「北千住駅」か?
「北千住駅」は、ひろしがみさえにプロポーズしたところなんだそうです。
コミックを読み返しましたが、該当の箇所が見つけられず。
アニメだけで出てきたのかもしれません。。。
ちなみに、Wikiによると、プロポーズの場所の設定は、「海岸」「北千住駅」の2パターンあるようです。
たしかに、「海岸」バージョンは、イッキ見DVDで見たことあります。

自分の目で、「北千住駅でのプロポーズのシーン」は、確認できませんでしたが、ネット情報を頼りに、その前提で考えたいと思います。

ちなみに、曲の出だしを「北千住駅」にした理由
あいみょんは、子供のころから「クレヨンしんちゃん」が大好きで、映画の主題歌の話をもらった時は、すごく喜んだそうです。
ただ、歌詞に「クレヨンしんちゃんが好き」というワードを入れる訳にもいかないので、その想いを込めて、あまり一般的に知られていないディープな内容を歌詞に入れたってことだそうです。

歌詞の内容としては、北千住駅のプラットフォームにあるベンチに、ひろしとみさえの二人で腰かけて、思い出(=今までの思い出[過去])と、想い出「=これからの想いの妄想[=未来]」の話をしながら、「将来も一緒にいること」を誓い合った(=プロポーズ)ってことですね。

寒さにこらえた木々と猫が
まるで僕らのことで
蕾(つぼみ)を咲かせようと実を揺らしてる
素敵に笑っている

焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ

それまで待っていてね
これからの展開をふたりで
飽きるまで過ごしてみるからね
最低限の愛を伝えながら

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

「ハルノヒ」は、冒頭で「春日部」をイメージさせるワードと記載しましたが、もちろん「春」の意味も含んでいます。

春の訪れを間近に控えた、まだ寒さが残る冬。
結婚前の様子を、「これから咲く蕾(つぼみ)を抱えた木」、「寒さを表す猫(「猫はこたつで丸くなる♪」)」で表現しているのかと思います。

結婚までの日々を焦らないで、お互いへの愛情を確認しながら、ちょっとずつ育んで行きましょう!
そして、花を咲かせましょう(=結婚)ってことですかね。
花束には、「ブーケ」の意味も含んでいるのでしょう。

どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

ひろしとみさえの二人が一緒になることで、どんな家庭を築けるんだろう。
「少なくても、今、分かることは、みさえ(=君の強さ)とひろし(=僕の弱さ)で一緒にるだけで、既にとても幸せ。」ってこと。
そして、いづれは、子供を授かって、「いつかはひとり(=しんちゃん)、いつかはふたり(=ひまちゃん)」、二人だけではなく、家族で幸せを作っていきましょう!ってことですね!

北千住駅をフワっと歩く
藍色のスカート
いつになく遠く遠くに見える
加速する足音

素直じゃないと
いけないような気がしたよ

優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう
前を歩く君じゃなきゃダメだから

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

北千住駅で、ひろしがみさえ(=藍色のスカート)を怒らせてしまったようです。
どんどん先に、遠くに行ってしまう(=加速する足音)みさえ。

結婚して、いつも一緒でいるようになって、みさえの優しさを「当たり前」のことと感じてしまった、ひろし。
甘えが生じ、みさえの気を損ねることをしてしまったんでしょう。
見栄を張ったことを言ってしまったんでしょうか!?
みさえを怒らせてしまったことで、逆に、「素直でいないといけないこと」、そして、「自分に必要なのは、やっぱり、みさえ(=前を歩く君)」ってことを再認識できたようです。

「雨降って、地固まる」ってやつですね。

どうか未来が
こちらに手を振ってほしい
日々の辛さと僕の体が
だらしなく帰る場所を探し続けている
ほら もうこんなにも夕焼け
いつかの灯り思い出すとき
大切に気づくのでしょう

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

会社や私生活、間違いなく、苦労やストレスが伴います。
自分を見失ってしまうくらい、苦しむこともあります。

そんな時は、「家庭が、自分に向って、手を差し伸べて(=手を振って)欲しい。」ってことですよね。

疲れ切った心&体を癒してくれるのは、やっぱり家庭と家族。
つらい状態の時、「いつかの灯り(=家族で過ごした楽しい日々)」を思い出すことで、「自分にとって、やっぱり家庭が一番大切ということに気付かされる」ということでしょう。

焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
僕らは何も見えない
未来を誓い合った

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

サビの繰り返し。
プロポーズがあって、結婚して、今の生活があるんだという記憶をたどっている感じですかね。

どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
いや もっと もっと
大切を増やしていこう?

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

「大切を増やしていこう?」と、最後が「?」なのがポイントかと思います。
1番の最後は、「大切を増やしていこう」という自分の気持ちでした。

今回の「大切を増やしていこう?」は、自分の気持ちだけでなく、4人家族のみんなで、「家族としての大切な思い出を増やしていかないか?(=増やそうよ!)」ってことの語り掛けになっていますね。

水色に挨拶

住み慣れた駅のプラットホーム
水色に挨拶
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ

「ハルノヒ」 作詞:あいみよん 作曲:あいみょん

さて、いよいよ「水色に挨拶」の部分。
ネット上でも、色々と考察されている箇所です。

「住み慣れた駅」、これは春日部駅」ですよね。

この後に続く「水色に挨拶」の解釈
ネット上での考察は、あくまで私が見つけた限りですが、こんな感じです。
①青空
②青い幼稚園の服を着たしんちゃん
③駅員さん
そして、一番多かったのが、
④春日部駅の屋根

日常的に春日部駅を利用している身としては、どれも腑に落ちなかったんです。

まず、この節が、どこで切るかによって、解釈に差が出ると思います。

<節の切れ目:パターンⅠ>
住み慣れた駅のプラットホーム
水色に挨拶
(切れ目)
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ

この場合にあり得る解釈が、「水色に挨拶」は、春日部駅のプラットホーム上で見えるものなので、解釈のうちの「①青空、③駅員さん、④春日部駅の屋根」。

節の切れ目:パターンⅡ>

住み慣れた駅のプラットホーム
(切れ目)
水色に挨拶
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ

この場合にあり得る解釈が、「水色に挨拶」は、春日部駅のプラットホームとは直接関係ないものなので、解釈のうちの「②青い幼稚園の服を着たしんちゃん」。

私としては、「住み慣れた駅のプラットホーム」は、「場所」をあらわす言葉なので、歌詞の中で、場所を示すだけってのは唐突過ぎておかしいと思うので、「そこで何をするか・したか」を表す「水色に挨拶」まででワンセットの<パターンⅠ>かと思います。

そうすると、「水色に挨拶」は、駅のプラットホームにあるもです!

そして、この場面の時間帯ですが、ひろし目線の歌で、ひろしが「お帰りなさい」って言われているってことは、会社帰りって考えるのが妥当かと思います。
そうすると、夕方~夜更けの時間帯

「駅のプラットホームにあるもの」「夕方~夜更けの時間帯」を踏まえると、ネット上にあった解釈で腑に落ちない理由は、次の通り。

①青空
夕方~夜にかけての時間帯で、青空はないです。

②青い幼稚園の服を着たしんちゃん
ヒロシか帰宅の時間まで幼稚園のかっぽう着を着ていたことになりますが、普通、幼稚園から帰ったら、普段着に着替えますよね。
もし、普段着姿のしんちゃんだとしたら、洋服の色は、毎日違います。

③駅員さん
自動改札なので、知り合いでもない限り、駅員さんに挨拶しないですよね。

④春日部駅の屋根
春日部駅の屋根、青くないです!
茶色(笑)です。

春日部駅プラットホーム
春日部駅プラットホーム

もしかしたら、東口・西口の改札にあしらわれた水色系の部分のことでしょうか!?
ただ、通勤で、駅構内に入る時ならまだしも、帰宅時に、駅の改札を出た後で、わざわざ振り返って駅に向かって挨拶しないですよね。

春日部駅東口の屋根
春日部駅東口の屋根
春日部駅西口の屋根
春日部駅西口の屋根

私のアンサーです。
「春日部駅のプラットホームにあるベンチ」のことじゃないでしょうか!?

春日部駅プラットホームのベンチ
春日部駅プラットホームのベンチ

歌詞の出だしで、北千住駅のプラットホームにあるベンチで語りあう様子が描写されています。
おそらく、この歌詞と対比する表現にしているのかなと思いました。

プラットホームにあるベンチなんてありきたりなものですが、家族で旅行に行くときなど、電車の出発まで時間があると、ベンチに座って家族で話した思い出があったりするでしょう。
また、プラットホームにあるベンチなんて、どこの駅でも大体同じ色なので、家族がスタートしたきっかけとなった、北千住でのベンチを思い出すのかもしれません。
そして、ありきたりなものだからこそ、何かベンチを見た瞬間に「自分のホームである春日部駅に帰ってきた。」というホッとした気持ちになるのではないでしょうか!

そして、夕暮れ時に、駅の改札を出ると、みさえ・しんちゃん・ひまが一緒に父ちゃんの帰りを待ってくれていました。
すると、しんちゃんが、父ちゃんの姿を発見して、「おかえりなさい」って駆け寄って来た姿(=小さく揺れる影)、そして近くに来た時に、影が目の前に迫ってきた状況(=影を踏む)を表現しているのが、この節に対する私なりの解釈になります。

まとめ

あいみょんって、素直な歌声が心に染みますが、詩も魅力的ですよね。

きっと「水色に挨拶」は、ギミック(=興味を引かせるための仕掛け)かと思います。
まんまと気持ちを持っていかれてしまいました。笑

私の案も、「あいみょんが春日部駅のベンチの色を知ってるの?」と突っ込まれると、「う、う~ん。。。」て感じです。笑

答えは、各々で解釈したもの全てが正解だと思うので、「水色に挨拶」って何だろう?と疑問に思った時の一つの参考にしてもらえればと思います。

また、何より、「ハルノヒ」の歌を通して、「春日部」に興味を持っていただけると嬉しい限りです。


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