(2023/8/15 更新)
概要
「田中帽子店」は、春日部市にある創業1880(明治13)年の、140年も続く麦わら帽子の専門店です。
「麦わら帽子」は、春日部の伝統工芸品なんです。
テレビ番組で春日部の特集が組まれると、よく取材されていますね。
2020年・2023年には「モヤさま」に登場していました。
田中帽子店オフィシャルサイト
年に2回、夏と冬にフェアが開催されます。
デパートで「本物」の麦わら帽子を買おうとすると、結構なお値段ですよね。
でも、ここは工場直販なので、デパートとかで買うよりも安くゲット出来ちゃいます。
しかも、沢山の種類の麦わら帽子の中から、気になったものを実際に手に取って、かぶって選べる上、スタッフさんも沢山いて、プロから色々とアドバイスもいただけるので、永く使えるお気に入りの1つが買えますよ!
フェアでは、1,500円で帽子の詰め放題があったり、出店が出てたりで、ちょっとしたお祭り気分を味わえるのもポイントです。
ちなみに、詰め放題の対象になる帽子は、布製のもので、麦わら帽子の詰め放題が出来る訳ではないので、期待しすぎない方がいいかもしれません。笑
今まで、直販で買えるのはフェアの時だけでしたが、2020年11月27日に直売所が出来て、通年で購入できるようになりました。
ただ、繁忙期は営業していなかったりするそうなので、行く前には電話(048-797-8391)で確認してから行った方がいいです。
春日部の伝統工芸としては、100畳の大きさの大凧があります。
下記の記事をご参照下さい。
【(参考)近隣の飲食店】
店舗から車で5分程度の距離に、週末限定営業でテイクアウト専用のピザ屋さん「薪窯ナポリピッツァ ゴルゴン」があります。
下記の記事をご参照下さい。
徳島うどんがいただける「天下一うどん 味亭(あじわいてい)」が車で5分程度の距離にあります。
下記の記事をご参照下さい。
麦わら帽子
春日部の特産品
実は、春日部って「麦わら帽子」の特産地なんです。
春日部は、以前から稲作が盛んで、余った稲を作って、麦わら帽子を作るようになったのが始まり。
日本国内で、麦わら帽子を量産する工場があるのは、春日部市の「田中帽子店」と、岡山県笠岡市の「石田製帽」の二ヶ所だけなんだそうです。
どこでも売ってる「麦わら帽子」が、こんな限られてところだけでしか作られていないって、オドロキです。
麦わら帽子の特徴
特に近年、地球温暖化により、夏は耐え難いくらいに日差しが強くなってきました。
無防備で外を歩くと、肌はジリジリするし、頭はクラクラするし、汗は止まらないしで、本当にヤバイです。
そんな中、激アツで湿気が多い日本の夏を乗り越えるには、麦わら帽子は、ピッタリなんです!
①熱中症対策
麦わら帽子は、「麦わら真田(さなだ)」という麦の茎(くき)7本を編んで平べったい紐状にしたものを原材料として編んで作ります。
そのため、空気層が厚くなって、熱を遮断してくれて、通気性が良くなります。
熱を発散してくれるので、熱中症になりづらくなります。
②紫外線対策
麦わら帽子の原材料となる「麦わら真田」は、紫外線にも強くて、UVカット率は99%にもなるそうです。(UVカット率は、「約90%以上」と記載しているサイトもあります。)
男性ものは、つばの小さいものが多いですが、女性ものでつばが大きいものだと、首から肩にかけても紫外線から肌を守ってもらえます。
③かぶりやすい
スポッとかぶれる上、布製に比べて軽量なので、かぶってても疲れにくいです。
④涼し気&オシャレ
麦わら帽子って、他の人に与える印象も涼し気ですよね。
そして、麦わら帽子が似合う人って、何となくクールでオシャレに見えちゃいます。
メリットだらけの麦わら帽子ですが、弱点は「水ぬれ」です。
汗や雨などでぬれた時は、ちゃんと乾かしましょう。
それさえ気を付けていれば10年でも使えます!
駐車場
店舗の目と鼻の先に駐車場があります。
20台程度の駐車が可能です。
店舗までの道順
曲がり角に案内標識もなくて、細い道を通る箇所もあるので、最初はちょっと分かりづらいかもしれません。
カーナビに頼りましょう。
営業時間
2022年夏のフェア
【期間】
2022/6/25~2022/07/31
【営業時間】
10:00~16:00
工場直売所
工場に併設した直売所です。
【営業時間】
9時~17時30時
【定休】
土・日・祝日
繁忙期は営業していないそうなので、行く前に電話(048-797-8391)で営業しているかどうかを確認してから向かいましょう。
フェアの様子
お店の前には、アクセサリーや産直野菜、軽飲食などの出店が出ていて、人出も多いので、ちょっとしたお祭り会場のような雰囲気で活気にあふれています。
お店の前には、巨大な麦わら帽子のオブジェ。
フォトスポットなにっていて、多くの人が立ち止まって撮影してます。
お店の外には、セール品が並んだり、1,500円での帽子詰め放題が出来ます。
到着前、麦わら帽子専門店なので、てっきり1,500円で麦わら帽子の詰め放題が出来ると思ってて、「型崩れしちゃいそうだけど、どうやるんだろう。。。」と思ってましたが、思いっきり勘違い!
詰め放題は、布製の帽子でした。笑
店内には、色々な麦わら帽子が棚に並んでいて、圧巻の光景です。
麦わら帽子って、こんなに種類があるもんだったんですね。
当然のことながら、男性用よりも女性用の方が、4~5倍くらい多くの種類があります。
麦わらでできたバッグも並んでいます。
お値段は、3,000円~数万円程度のものまであります。
同じ麦わら帽子でも「何でこんなに値段が違うんだろう?」と思って聞いてみたところ、デザインによる製作の違い、原材料になる「麦わら真田」の品質の違いや太さの違い(細い方が手間暇がかかる)、仕上げの糊(のり)の違いなどによるそうです。
やっぱり「本物」って、実際に手に取ると良さが分かります。
一般的な帽子に比べると手間暇がかかっている分、お値段は上がりますが、やっぱり欲しくなります。
「よし、買おう!」と思って選ぼうとしても、種類が多いので、よく分かりません。
そんな時に頼りになるのが、店員さん。
知識豊富な店員さんが、自分にピッタリな帽子を選べるように、とっても丁寧に対応してくれました。
ある程度の好みを伝えると、ちょうどいい大きさのものの中から、おススメの商品まで提案してくれます。
購入商品
カッコよくないですか!税込4,000円でした。
しかも、つばの向きを変えられる2Way仕様で、機能性もバツグン!
かぶると、ホント涼しいんですよ。
ちょっと時間経つと、かぶってるの忘れるくらい軽いです。
丁寧な作り&美しい仕上がりで、工芸品として見ているだけでもテンション上がります!
サイズ調整
「調整テープ」にてサイズ調整が可能です。
当然、若干小さくは出来ますが、大きくは出来ません。笑
キッズ向け
麦わら帽子って、こんなにかわいらしい商品もあるんですね。
『動物麦わら帽子』シリーズ。
パンダ、ペンギン、イヌ、カエル、クマのカラフルな動物たちの顔がそのまま帽子になっています。
かぶると子供たちが、いっそうかわいくなりそうです。
贈り物にもいいですね。
まとめ
フェアは年2回、夏と冬に開催されます。
買い物した後、名前と連絡先を登録しておくと、次回のセール前には案内状をいただけるので、登録しておきましょう!
お店の中は、お客さんと店員さんが楽しそうにやり取りしている光景が、そこかしこで見られました。
楽しく買い物できて、伝統の特産品に触れられるチャンス!
是非、出かけてみては、いかがでしょうか。
田中帽子店(工場)
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