概要
みて下さい!この巨大空間。
人がちっちゃい。
春日部の地下神殿こと首都圏外郭放水路の見学会ツアーのご紹介です。
地下神殿の見学会には次の4つのコースが用意されています。
①【新コース】見どころ満載!インペラ探検コース
②迫力満点! 立坑体験コース
③深部を探る! ポンプ堪能コース
④気軽に参加できる! 地下神殿コース
今回は、一番ベーシックな「④気軽に参加できる! 地下神殿コース」での体験記になります。
年に数回しかない特別イベント「納涼カラー」バージョンになります。
地下神殿に関するイベント情報、コース案内、見学会予約は、オフィシャルサイトで確認できます。
首都圏外郭放水路オフィシャルサイト首都圏外郭放水路地域の治水施設である「首都圏外郭放水路」の役割をもっと深く知っていただけるように、社会実験第2弾として新たな4コースの見学会がスタート。首都圏外郭放水路の壮大さをぜひご体感ください。
春日部が誇る世界でも最大級の地下施設。
非日常的な異空間を体験できます♪
カメラ・ビデオの撮影はOKです。(地下神殿までの階段の上り下り時はNG)
女性など、水をためる施設なので、「じめじめしてそう」「臭いそう」などという理由で敬遠している方がいる場合、そんなことは全くないので、大丈夫ですよ!
地下神殿の役割については、下記の記事もご参照下さい。
地下神殿をモチーフにした藤うどんが食べられる「めん房 朝日屋」については、下記記事にて紹介しています。
ツアーに参加する上での注意事項
ツアー参加する上での注意事項は、次の通りです。
・参加できるのは小学生以上から
・地下神殿の入り口から地下までの階段116段を自力でのぼる体力がある方
・前日までにWeb予約が必要(空き枠があっても当日の飛び入り参加不可)
・予約キャンセル料は2日前から全額負担
また、次の内容についても考慮しておくといいです。
・施設の近隣にはコンビニなどが全くありません。
施設内に飲食物を買えるような販売所はなく、自販機でジュースを買えるくらいなので、必要に応じて事前に調達しておいて下さい。
・夏場でも施設内は20℃程度になりますので、上着を用意しておいた方がいいです。
・感染症の懸念から、地下でガイドさんにシャッターを押してもらえないので、グループで写真が撮りたい方は、三脚を持参して下さい。
・地下は、結構水たまりがありますので、濡れてもいい靴で行きましょう。
・手荷物は、龍Q館2階の見学施設にあるロッカーに無料(見学会の参加者のみ)で預けることができます。
駐車場
車を停めるスペースは沢山あるので、心配無用です。
見学会ツアーの流れ
今回ご紹介のコース:「気軽に参加できる! 地下神殿コース」
参加料:1,000円(大人・子供同一料金)
所要時間:約60分
定員:50名
①受付
見学会の料金を支払うと、パンフレット(ガイドさんの説明で使用)、記念カード※、地下神殿シールがもらえます。
※記念カードは、特別イベント(今回の「納涼カラー」など)の回に参加すると、特別バージョンの額縁になります。
受付の横で、地下神殿Tシャツも売ってます(2,500円)。
見学会の開始時間まで、施設内を見学して待ちましょう。
地下神殿は、映画やテレビの撮影スポットとしても利用されてきたので、著名人のサインも多数飾ってありますよ。
見学会の最中は、トイレに行けないので、事前にトイレは済ませておきましょう。
入り口の正面にトイレがあります。
見学会の開始前に、「洪水疑似体験ARアプリ」の案内があります。
アプリは、スマホ画面に映っている景色に、水が流入されるグラフィックが重ねて表示されるものです。
地下神殿内でアプリを使うと、水が流れてくる様子を体感できます。
映っている景色に水の映像を重ねるだけなので、当然、地上でも視聴利用可能です。
クオリティとしては、あまり期待しない方がいいです。笑
②龍Q館の入り口を出た脇で簡単な説明
見学会開始の集合場所は、龍Q館の入り口を出た脇のスペースということになっています。
龍Q館の施設内で見学していれば、時間になると見学会開始の旨を促してもらえるので問題ありません。
こちらで、ガイドさんから当日の流れの簡単な説明があります。
③地下神殿の入り口に移動
地下神殿の入り口まで歩いて移動します。
徒歩3分程度です。
入り口に着くと、ガイドさんから地下神殿内での注意事項について説明があります。
主な注意事項
・階段は写真撮影禁止
・グループごとに間を開けて階段を下りる
・今は、感染症の懸念から、ガイドさんにシャッターを押してもらうことが出来ない(仕方ないですが、グループでの集合写真が取れないのは残念です)
④地下神殿の入り口~地下まで階段をおりる
階段は116段です。
数段ごとに踊り場があって、螺旋(らせん)階段に近いイメージで地下に降りていきます。
踊り場を2つ超えたあたりから涼しくなってきます。
⑤地下神殿内部にて施設の説明
地下神殿に降りたところで、ガイドさんから施設の説明があります。
水が流れてくる経路、柱の数・大きさ、メンテナンスなどなど。
事前に施設の概要を把握しておくと、より一層見学会を楽しめます。
施設の概要を理解しておくのに、下記の記事が分かりやすいですよ。(笑)
⑥自由時間(15分程度)
自由時間は、15分程度です。
カメラ・ビデオ撮影OKです。
ガイドさんに個別に質問もOKです。
行ける範囲はロープで区切られています。
⑦地上に戻ったところで自由解散
116段の階段をのぼるのは、結構、体力が必要です。
地下神殿内の様子
地下神殿内の様子です。
納涼カラー
年に数回、レインボーカラーの演出があります。
レインボーカラーの場合、色を引き立てるために、奥の方の照明を落として暗くなっています。
通常バージョンでは、奥までライトで明るく照らされています。
重機の降ろし口
地下神殿内の汚泥(おでい)は、1年に数回、重機(ブルドーザー)で掃除しますが、見学会の通路は、毎回、人力で掃除しているそうです。
天井には、重機を下すための開口部があります。
地表面からすると、ここ(緑色の屋根の建物の奥にある鉄柵)です。
第一立坑
立ち並ぶ59本の柱も大迫力ですが、第1立坑もいい味出してます。
水たまり
内部は、結構、水たまりがあります。
冬は乾燥していて、地面が乾いていることも多いようですが、夏は結露(けつろ)で水がたまるそうです。
水たまりも、水の反射を利用すると、きれいな写真が撮れたりします。
写真だと分かりづらいですが、水たまりには、川の水と一緒に入って来たザリガニがいたりました。
龍Q館2F(見学施設)
龍Q館2Fには、施設の仕組みを理解するための施設があります。
見学会の前・後のどちらでも大丈夫なので、見学してみて下さい。
施設の模型があって、係員さんに言えば、動かしてもらえます。
仕組みが良く分かります。
実際の司令塔となる操作室も見れます。
「下町ロケット」の撮影でも使われたそうです。
窓から見た外の様子です。
まとめ
一番リーズナブルなコースでも1名1,000円で、大人・子供同一料金なので、家族連れにはちょっとツライ価格設定ですが、非日常的な貴重な体験が出来ます。
町の安全を守ってくれる公共施設の見学会って、あるようで滅多にないものなので、ありがたいです。
今後は出来れば、子供料金の設定や、地下という環境を活かしたプロジェクションマッピングといった演出の強化にも期待したいところです。
地下神殿(首都圏外郭放水路)
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